エルクレザー

フィンランドエルク(大鹿)とスムースで柔らかい牛革を使い、内側を11号帆布で作ったショルダーバッグになります。
鞣しハジと言われる革の端っこをそのまま使って、試行錯誤しながら作っていきました。

このハジを使ったものは、出来上がるもののイメージしかない状態で作っていくので、その場その場で対応しながらデザインして行くしかなく、ある程度のイメージしかない段階で１から作っていくのは中々難しいことです。
しかもお客様のイメージもあるので、いかに近づけることができるかが大事です。

僕もこのネイティブ感が大好きで、歴代いくつかあるんですが、どれも忘れられないものになってます。
オーダーして頂いた女性は、エルクBODYBAGを気に入って頂きショルダーバッグが欲しいとの事でフルオーダー受付させて頂きました。

　
中も使いやすいバッグ

上フタをあげれば、ファスナーとボタンが付いているので中に入れるものによって変えられます。
内ポケットはスマートフォンや鍵など入れれるポケットとファスナー付きのポケットがあります。
　

フタを裏返したままで使うのも、リバーシブル感覚で楽しめます。ファスナーも付いているので安心です。
今回も金具は真鍮で作りました。
カバンに付いているキーホルダーは既存の真鍮の金具を使いました。

鹿革のエイジング（経年変化）はテカリが出てきてクタッとしてくるので、全体的に”ヨレ感”が出てきて更に”ネイティヴ感”が増してきます。やはり革製品は使ってある程度時間が経ってからが本番ですね。

　
お客様は、今年の春もバイクでこっちに来る予定があるみたいなので、一年経ったエイジングを見れるのも楽しみです。

shoulder bag / elk